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Archive for 12月, 1998

Last Winter

色鮮やかな照明に闇は色褪せ

聞き覚えのあるメロディーが流れ出す頃

街の人ごみを通りすぎるたび

冬の寒さが心の隙間を埋める

一時のぬくもりでは傷を癒すことも出来ず

忘れようとしても季節が邪魔をする

グレースケールの過去が一瞬の光で着飾り

麻痺していたはずの心を熱くする

震えるあなたを抱いた夜も

幾度となく交わした口づけも

あなたを知るには役不足で

あなたに想い出を残すこともなく

ただ傷の舐め合いだったの?

別れを選んだあなたを恨むつもりはないけど

あの夜に置き忘れてきた想いが

失った心の欠片を元に戻そうと

今でもあなたを求めてる

もう過去には戻れないのなら

ずっとこのままでいい

そうすればきっと

少しは人間らしく生きてゆけるから

自分を偽ることを覚え

人に残酷になることも出来るようになった

酒に溺れることもなく

タバコの吸い方もサマになってきた

あなたにはもう見せることはないけど

きっと見てくれる誰かがいるよ

でも、決して忘れない

あなたと過ごした本当のクリスマス


寂しくて震える寒さに

傷付いた心も、渇いた涙も凍りついて

善と悪の区別は麻痺しても

ただぬくもりだけを求めてる

こんな俺のどこに魅力がある

昔の俺が見たら笑うだろう

騙されたり嘘をつかれたり

それは歓迎されないが

人には知らなくてもいいことが

きっとあるってことだろう